西上州の山
大津・三ツ岩岳
標高:1,053m

山行日 2018年  4月 22日(日)    MHC  5名 行動時間:5H30' (休憩込み)
行 程
三ツ岩岳登山口P(8:30)―えぼし橋(8:50)―大津入口(9:10)―中州(9:30-9:40)―稜線鞍部(10:00)―北西峰(10:40)―東峰(11:30-12:00)―下降(12:50~)―南西鞍部(14:00)―三ツ岩岳登山口(14:25)
                                                
 大津って ? 山の名前? 昨年まで全く知らなかった山
打田鍈一氏の『藪岩魂』で知った山です。
大津東峰から三ツ岩岳へ行くには10mの懸垂下降があるとの事。逆なら登りになるが…
頭では理解しているが、岩登り講習会でやっただけで救助隊のように毎回やっている訳ではない。家で復習して、また女性陣も登るので確保も必要になる。  
  
          えらい山を山行に出したものだ。兎に角、安全第一で登ってきよう。

三ツ岩岳登山口に着くと、乗用車が3台とその後マイクロバスで団体一行が降りてきたが、全員三ツ岩岳へ向かったようです。
大津は我々だけで日曜日と言うのに静かな山行です。
尾根に登り上がり、ミツバツツジや僅か残っているアカヤシオを見ながら歩を進めると段々核心部に近づいて来ました。
先ず初めに北西峰に向かうが、全員登るのは不可能で途中まで登ったが諦めて中央峰まで戻り(中央峰・北峰は普通のピークで後から解った)、空中にワイヤーが張られたヤセ尾根を行くと登山道は岩壁に塞がれ、良く見ると左側ルンゼにトラロープが下がっています。登り上がると山名表示のある大津山頂・東峰山頂に出ました。

30分休憩してお昼を食べてから核心部の下降点を探すと、松の幹に丸スリングが残置されていて下降点と分かった。
しかし、切れ落ちていてクライムダウンするには怖い。スリングで簡易ハーネスを付けるため山頂に戻ることに(戻っても数十秒)しっかりと装備し、女性陣は念のためにカラビナをプルージックに掛け、さらにロープで確保して降りることにしました。
用意したロープが20mなのでダブルで2回使いましたが、最初に降りるときは怖い。
結構時間が掛かりましたが全員安全に降りることが出来てホッとしました。
自分一人だったらここまで出来ただろうか? Sさんを誘ってよかったです、彼は一時救助隊にも所属していました。
頭で解っていても体で覚えないと、経験の積み重ねが必要です。
三ツ岩岳も計画していましたが、こちらの山は何時でも登れるのでパスして鞍部から下山しました。
講習会は必要ですが、現場でのロープワーク等は貴重な経験になったことでしょう!


大仁田ダムの駐車場(すぐ下にあります)。
丁度マイクロバスで団体が着いたところです。


駐車場からダムに向かうと、正面に大津の岩山が見えてきます。
(上に行くと、トイレ横の木段からダムに上がれましたが時間的には大差ない)


大仁田川沿いに新緑を楽しみながら登って行きます



大岩に赤ペンキの書かれた大津入口に付くが急登らしいので
その先の「鷲頭ルート」と言われる場所まで行きます


約1時間少々で中州に着く。
ここで仲間から頂いたキュウリを塩を付けかじる。
4月なのに真夏日で暑くキュウリが美味い。


中州から涸れ沢沿いにコルまで登って行きます



尾根に出るとミツバツツジが咲いていた



僅か残ったアカヤシオも



大津 中央峰から北西峰へ向かい、途中まで登るが断念する



太いワイヤーロープ(昔の伐採作業の残骸か?)がヤセ尾根上に。



大津 1,053m の山名標識がある東峰



山頂から大仁田ダムを見下ろす



西上州の山々



北方に三ツ岩岳、後方に鹿岳




核心部のクライムダウン



ヒカゲツツジも終盤を迎えている



南西鞍部に辿ると、道標に我が会の名前が書いてあります。
平成15年とあるからその当時の県民ハイクの時に新設したのでしょう。
西上州は11月に県民ハイクを地元と協賛で実施してます。



三ツ岩岳はパスして登山口に降ります



無事にダム下の登山口に戻ってきました。




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