後立山の盟主 
鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳
標高 2,889.1m

山行日 2011年 10月 9日(日)〜10日(月)     MHC 参加人員2名  
行 程 1日目〉
扇沢P(7:20)---柏原新道登山口(7:30)---(12:00)種池山荘(12:40)---(13:45)爺ヶ岳(14:10)---冷池山荘(15:30)
2日目〉
冷池山荘(5:20)---布引山(6:25)---(7:35)鹿島槍ヶ岳(8:00)---(9:30)冷池山荘(10:10)---(12:30)種池山荘(13:00)
'---登山口(16:20)   
 
 例会山行と言っても参加者2名で鹿島槍ヶ岳に登る。この夏、北アルプスは2度計画したが天候不順で撤退や中止になり
 登れず体育の日の連休を利用し、3度目にやっと北アルプスの一座を登頂出来た。晴天に恵まれ天気は最高!でした。

1 日 目
 浜川を4:50に出発し、ポンコツ車も快調に走り
 扇沢に7:20に到着。
 登山口で計画書をだし、柏原新道を登って行く。
 樹林に覆われ展望は無いが、歩きやすい登山道です
 標高1,750mに来ると扇沢駅が眼下に見える
 登り始めて1時間30分もすると種池山荘の稜線が
 前方に見えて来る。
 紅葉は霜枯れして華やかさが無い。
 稜線上に種池山荘が僅かに見えます。
 まだまだ、先は遠いです。
 ガレ場を通過、丸太の橋が掛っています
 稜線に登り上げると種池山荘です。
 丁度12時、外のベンチでお昼にします。

山荘からの展望(西方)
前方が岩小屋沢岳、後方に、蓮華岳、針ノ木岳、剱、立山連峰、
 種池山荘から東方に進み爺ヶ岳を目指します。
 爺ヶ岳の南峰が大きく見えます。
 夏はお花畑で、コバイケソウやチングルマの群生帯
 ですが、今は何もない。
 
 我々は南峰直下を巻き、爺ヶ岳中央峰に登り上げる。
 山名の標柱と三角点があります。
 正面に双耳峰の鹿島槍ヶ岳が凛と構えています。
 北峰は巻きながら降って行くと、赤岩尾根に降る
 分岐に出る。
 この辺一帯はかなり崩壊している。
 山の中腹に冷池山荘が見えます。
 あと少しで今日の山行は終わりです。
 冷池山荘で受付をしてからビールで乾杯です。
 部屋は相部屋ですが小奇麗でした。
2 日 目
 4時にMさんに起こされ、5時に朝食を頂き、日の出前に
 山荘を発つ。天場を過ぎると東方が赤く染まるが、雲に
 覆われ日の出は拝めなかった。
 遠方からは小さく見えた布引山は、近くに来ると大きい。
 
 雲海が水墨画のように幻想的です。
 

布引山手前から
立山連峰・剱岳が陽を浴びて、登攀意欲をそそります
 ガレた登山道が続きます。
 布引山山頂に到着。標高 2,683m
 正面が鹿島槍ヶ岳南峰です。

 10月に降雪があり、北面は雪が解けずに残っています。
 ジャンパーを着てきましたが寒く、手袋をしても手が痺れて
 きます。
 7:35鹿島槍ヶ岳山頂に立つ
 山頂は朝日が射していますが凄く寒い。
 Mさんと山座同定を、北岳、槍、穂高、白馬、火打・・・
 もちろん富士山も眺望出来ます。
 
 手前が北峰、稜線沿いに八峰キレット、五竜岳が
 北面は雪が残り、縦走は危険で慎むよう小屋に
 書いてあった
 冷池山荘に戻る頃は、くしゃみの連続で身体を
 冷やしすぎたようです。
 
 帰路、爺ヶ岳に向かう途中、振り返り小屋を見る。
 凄い場所に小屋がある。
 種池山荘でお昼を食べ、1,120m降って登山口に戻る。
 2日目は10時間歩きかなり疲れました。

 帰り、大町温泉「薬師の湯」で汗を流し家路に着く。