南アルプス 
甲 斐 駒 ヶ 岳
標高: 2,967m     

山行日 2015年 9月 22日     MHC参加人員 8名   歩行時間:'、行動時間:'
行 程
大平山荘(5:00)---北沢峠(5:20)---(7:20)双児山(7:50)---(8:40)駒津峰(9:00)---六方岩(9:28)---(10:40)
駒ヶ岳(11:10)---(12:30)駒津峰(12:50)---仙水峠(14:00)---仙水小屋(14:30)---(15:00)長衛小屋(15:30)
'---(15:43)北沢峠(15:55)===仙流荘(16:40)
 前日は仙丈ヶ岳に登って大平山荘に一泊しました。今日、22日は早朝5時に大平山荘を出発して甲斐駒ヶ岳に登ります
 日の出は見られませんが、午前の早い時間に山頂に辿らないと雲が湧いて眺望出来なくなってしまいます。
 今日も天気が良い事を願って出発です。


フラッシュ撮影で明るいですが
ヘッデンだけでは暗く、登山道も不安に感じます



    こもれび山荘の脇を通って登って行きます。                双児山までは樹林帯で登りが続きます
 


双児山に辿ると視界が急に開け、駒ヶ岳も姿を現します。
手前の山は駒津峰です。
山頂は狭いですが、ここで朝食を摂ります。



植生がハイマツになると展望がさらに開け、北アルプスの槍や穂高岳が目に飛び込んできます。









後ろを振り返ると、双児山
その奥に昨日登った仙丈ヶ岳が
望まれます。

皆、写真を撮ったり展望を楽しんだりで足が止まります。



駒津峰に近付くと甲斐駒ヶ岳が大きく迫って圧倒されます



駒津峰から日本の山岳標高ベスト3の富士山・北岳・間ノ岳が展望できます。
駒津峰に荷物を置き、リュックを軽くし又はリュックをデポして甲斐駒ヶ岳に向かいます。



岩稜を進むと大きな岩の六方石が現われます
その後、分岐で直登コースと右の巻道に分かれ、私達は直登コースへ進みます。



直登コースの全景です。
会の岩登り講習を受けていれば問題なく通過できますが、
前にモタツイテいる登山者がいると時間が掛かります。



その後、花崗岩のザレた登山道を登り山頂に辿ります。
山頂で休憩し少し食事をしますが、何故か喉に通らない・・・
果物や水は飲めるのですが、おにぎりやパンは受け付けません。
山頂で30分休憩後、下山は巻道に進みます。



分岐を少し登って駒ヶ嶽神社本社に寄ります。



神社から黒戸尾根を眺めますが雲が湧いて全景が見えませんでした。
日本三大急登と言われているので調べてみると下記の様でした。

<三大急登>
飛騨山脈・烏帽子岳へのブナ立尾根、赤石山脈・甲斐駒ヶ岳への黒戸尾根、上越・谷川岳への西黒尾根
<北アルプス三大急登>
剱岳の早月尾根、烏帽子岳へのブナ立尾根、燕岳の合戦尾根



魔利支天の分岐に出ましたが、ここから見ただけで駒津峰に向かいました。



駒津峰からは仙水峠に降り、仙水小屋へと向かいます。
周りは溶岩でしょうか、岩塊を降って行きます。

樹林帯に入ると間もなく仙水小屋に着きますが、
小屋はロープでふさがれて予約の人以外中に入れません。
外にベンチがあるのに休ませてくれない、
雑誌には刺身が出る山小屋とうたっていますが、山で刺身など食べたいと思いますか?
山小屋の使命は何なのだろうか?疑ってしまいます。




長衛小屋に着き、やっとユックリ休憩できました。
新築して3年で新しく、気持ち良い小屋で、小屋の人も親切でした。



北沢峠に4時少し前に着く。途中少しのんびりした為、バスは最終便になてしまいましたが
乗り切らないときは増便が出て登山者を運んでくれます。

2日間とも天気に恵まれ、南アルプスの山を二座登頂出来て楽しい山行でしたが
仙水小屋の対応で気持ちが沈んでしまいました。